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2017年1月のネタ帳・雑感

2017年1月中に松之丞が口演しました演目(ネタ)一覧です。
全55席

講談には「連続物」と呼ばれる、ひとつの長いストーリーのものと、「端物」という一話完結のものがあります。
「連続物」は、すべてを口演すると一日では終わらないので(最長で、なんと1年かかります!)
うち20分〜小一時間に区切った1話ずつ読むことが多いです。

「連続物」の九割は、わたしの師匠・神田松鯉から教わりました。
ですので、1話の区切りも、師匠・松鯉に準じています。
このネタ帳では、わかりやすく「◯席目」と表記することにします。

また、わたしが自分で作った話=新作講談もありますので、それは(新作)と表記します。

各演目のあらすじ・解説は、追って更新してゆきたいと思っています。
演目の前の「◯席」というのが、1月中に口演した回数です。

「ネタおろし」とは、初めてお客様の前で口演することをいいます。
ネタおろし後、集中的に口演することが多いです。

<19席>
畔倉重四郎
「悪事の馴れ初め」「穀屋平兵衛殺害の事」「城富歎訴」「越前の首」「金兵衛殺し」「栗橋の焼き場殺し」「大黒屋婿入り」「三五郎の再会」「三五郎殺し」「おふみの告白」「城富奉行所乗り込み」「重四郎召し捕り」「おふみ重四郎白州の対決」「白石の働き」「奇妙院登場」「奇妙院の悪事(上)」「奇妙院の悪事(下)」「牢屋敷炎上」「重四郎服罪」

<6席>
寛政力士伝より「雷電の初土俵」

<4席>
真景累ケ淵より「宗悦殺し」
源平盛衰記より「扇の的」
天保水滸伝より「潮来の遊び」(5話目)

<3席>
寛永宮本武蔵伝より「狼退治」(4話目)
天保水滸伝より「ボロ忠売り出し」(3話目)

<2席>
天明白浪伝より「金棒お鉄」(3話目)
村井長庵より「雨夜の裏田圃」(3話目)
三家三勇士より「和田平助」
寛永宮本武蔵伝より「山田真龍軒」(15話目)
男伊達昔風俗〜幡随院長兵衛より「芝居の喧嘩」

<1席>
寛永三馬術より「曲垣と度々平」
「トメ」(新作)

1月4日から『畔倉重四郎』を5日間通しで読んだのは、非常に意義深い事だと思います。内容も今の自分のレベルからすれば悪くなかった。イントロダクションを入れて6日間。全19席プラス3席、お客様に助けられた至福の時間でした。

落語でいえば、志の輔師匠のパルコのような1ヶ月公演が、私にとって最大公約数の理想的な興行だと考えていますが。今回、講談の連続物という特性を活かしながら、別の形で提示出来たことが非常に嬉しいです。大きな大きな、今後への布石になったように思います。

また、よみらくごでの、権太楼師匠に頂いた言葉は一生の宝物です。励みになります。

あとこれだけ独演会をやっても、55席しかいかなかったという事が驚愕で。

1年で600席は難しいという。今年は550席を目標にしましょう。